前回と前々回の記事で、治療院経営における「施術スタッフ」と「受付スタッフ」の募集についてお伝えしました。
ただ、「どこで募集するべきか?」といったことで悩まれている先生も多いのではないでしょうか。
今回、受付スタッフ・施術スタッフを募集する際の注意点と、無料でスタッフを募集する方法について紹介します。
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もくじ
スタッフ募集で絶対にやってはいけないこと
まず、絶対にやってはいけないことは「患者さんを採用すること」です。
それが患者さん側からの提案であれ、先生からの提案であれ、通院されている患者さんをスタッフとして採用検討することは、多大なリスクを伴うことになります。
先生と患者…という関係であればまったく問題ありません。どのような方でも治療すれば良いだけですので。
一方で、スタッフとして働いてもらう…となると、「誰でも良い」…という訳にはいきません。
指導する必要も出てくるでしょうし、業務上お互いにストレスが生まれてしまうことは避けられないでしょう。
患者さんが自分から応募してきた場合
仮に現在通院中の患者さんが自ら応募してきたときに、「果たしてどうやって断るのか」…といったことを考えておく必要があります。
ただ、わだかまりなく断ることは非常に困難ですし、断ったことが原因で患者が来院しなくなることもあるでしょう。
場合によっては、自分が断られたことに対して悪い口コミを起こしてしまう…とったことも起こり得ます。これは非常にリスクが高いことです。
患者をスカウトする場合
逆に、「この人がいいな」という人がいたとしても、直接声をかけるのはリスクが高いです。
心から賛同して応じてくれれば良いですが、患者側が気を遣ってしまって通院が途切れる、もしくはそこで関係が完全に切れる…ということが多々あります。
院内で募集をする場合
自主的にスタッフを募集したいのであれば、院内に募集広告を掲示するという方法があります。
ただし、「どなたか良い方がいらっしゃったら紹介してください」という位置づけで告知するのが重要です。
仮に通院中の患者さんから応募があった場合は、「治療中の患者さんは患者さんなので、治療が完全に終わった後にあらため応募してください」という段取りを組んで断ると良いでしょう。
ただ、基本的には通院中の患者から募集することは、非常にリスクがあるということを理解しておいてください。
無料で採用募集する方法も
院内での募集と並行して、ウェブ上で集客する方法もあります。
無料で募集する方法の1つとしてWantedlyのような、若者に人気のサイトを使う方法もあります。
治療院の採用はどこも人材不足でなかなか一筋縄ではいかないものです。
無料でできることは取り組んでみるのをおすすめします。
まとめ:院内掲示と採用サイトをうまく使おう
受付スタッフの募集は一人治療院でも絶対にやっておくべきですし、治療院経営が安定してくると施術スタッフの採用を検討することになると思います。
やってはいけないことと、無料でできることを把握して、スタッフの採用に取り組んでみてください。
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