治療院ビジネスに限らず、ありとあらゆる店舗ビジネスにとって、集客は売上を左右する非常に重要な要素の1つです。
今回の記事では、多くの先生が興味を持つ「新患集客」について解説します。
もくじ
集客の悩みは常につきまとう
患者が来なければ治療を提供することも出来ませんし、売上も立ちません。
ですので、治療院経営を改善したい先生や整骨院開業の準備中の先生が、集客の悩みや不安を解決するために、
- マーケティングセミナー
- コピーライティングセミナー
- チラシ・ホームページのセミナー
- SEO対策セミナー
といった講座に参加される様子をたびたび目にします。
ほとんどの先生が「新患集客」を重視する
集客と一口に言っても、その内容はさまざまです。
治療院に関して言えば、ほとんどの先生が重要視しているのは「新患集客」です。
- 患者が増えれば増えるほど繁盛する
- だからとにかく新しい患者に来てもらおう
- 行列のできる院にしよう
という具合に、新患をかき集めるようなダイナミックな戦略・戦術を採る先生が多いです。
実際、治療家向けに開催されるセミナーは、「新患集客」をテーマとしたものが非常に多いです。
(ちなみに、ある広告代理店に直接聞いた話では、PPC広告で治療家に一番刺さるのは「新患」というキーワードだ…ということでした。)
治療家が「新患集客」に躍起になり、各種教材やセミナーも新患集客に沿ったものがほとんどなのが、業界の現状だと言えます。
新患集客は修羅の道
新しい患者さんとの出会いは、治療家にとってモチベーションの維持にもつながりますし、自分の認知度が上がり、影響力が大きくなったことを実感できます。
ですので、わかりやすい新患集客になびく先生が多いのが現状です。
ところが、マーケティング的な観点で言うと、新規集客はどのような分野においても
- 非常に高コストで
- 大変な労力がかかる
という点で、経営を大きく圧迫する点で共通しています。
新患集客は、修羅の道なのです。
仕組みのない新患集客は穴の空いたバケツと同じ
継続来院の仕組みができていないまま新患集客をすることは、穴の空いたバケツに水を入れ続けることと同等です。
値引きやポスティング・折込などで集めた患者も、リピートしてくれなかったら、単に自院の商圏を食い荒らすだけで終わってしまいかねません。
まずは既存患者の継続来院率を上げること
新患集客より先にやるべきことは、既存患者の継続来院率を上げることです。
継続来院率の向上に取り組むことで、
- 継続治療により売上が増える
- 新患の受け皿ができる
- 大幅値引きの必要がない
- 経営が安定する
などなど、あらゆる面でメリットを享受することができます。
新患集客に取り組むのは、継続来院により経営が安定し、十分な予算と余裕ができてからでも遅くないのです。
まとめ:新患集客の前に「受け皿」となる基礎をかためよう
集客は非常に大切ですが、新患集客は非常に難易度も高く、治療家としての仕事を圧迫しかねません。
治療家が治療家として輝ける院を構築したいのであれば、まずは既存患者が継続来院してくれる仕組みを構築できるよう取り組むことをおすすめします。
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