紹介を仕組み化することで、不要な広告予算を抑えながら効果的に新規患者を集客することができるようになります。
ただし、紹介を仕組み化するためには、いくつか抑えておくべきポイントがあります。
今回の記事では、この「紹介制度」について「特典」という観点から解説していきます。
もくじ
紹介特典をつけるべき人、つけてはいけない人
紹介特典には2つの種類があります。
1つは、紹介してくれた人への特典。
そしてもう1つは、紹介でいらっしゃった新規患者への特典です。
紹介してくれた人への紹介特典は注意が必要
紹介した人に向けた紹介特典を作るのは注意が必要になります。
なぜなら、紹介してくれた方に特典があるということを紹介カードに記載したり院内に掲示しておくと、新規でいらっしゃった方にも伝わってしまうからです。
「あなたも特典を受けるんだ。私は紹介してもらって新規で来たから特典はあるけど、紹介したあなたにも特典があるんだ。」
このように、「利用された」という感情が生まれてしまう。これが引いては、紹介がしにくい環境をつくってしまう理由になるのです。
ほとんどの患者さんは善意から紹介してくれる
患者さんの多くはその特典目当てで紹介するわけではありません。
あくまで、「肩が痛い」「腰が痛い」と困っている人に良い治療院を紹介するという側面と、治療院側から「ぜひご紹介お願いします」と言われているので、自分がお世話になっている治療院のお役に立ちたいという、この2つの理由で紹介活動というのは成り立っていきます。
特典目当てでの紹介活動はけっして広がる事はありません。これは治療院だけの話に限ったことではありません。
紹介した方の特典に2000円や3000円などの高額な特典が付いていたり、施術料の値引きという形になっていると、意味合いが変わってきてしまいます。
ですから、こういった紹介者に対する特典は本当に気をつけないといけません。
やるのであれば、特典については明記・名言はしないこと。
そして、紹介してくれたお礼として、心からお礼を申し上げるとともに、「本当に気持ちだけですけど」ということで、図書カードやクオカードなど、治療院で使えるものではないものを特典としてつけることが良いでしょう。
紹介でいらっしゃった患者さんへの特典は必須
一方で、紹介でいらっしゃった新規の方の特典は必ずつけたほうがいいです。なぜなら、それによって「紹介をしやすい環境」になっていくからです。
この「環境を作る」ということが大事です。例えば紹介特典として、初診時の料金割引を用意すれば、より紹介しやすい環境ができます。
「既存の患者さんが紹介してあげることで、紹介された人は一般的な人よりも安い価格で1回目を受診することができる」。
そういった環境を作ってあげるということがとても大事なのです。
まとめ:新規の方向けの紹介特典は必要
まとめますと、ご紹介で来院された新規の方向けの特典は必要です。
紹介してくれた方への紹介特典は、よく考えるべきだと言えるでしょう。
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