治療院の開業にあたって、さまざまなビジネスモデルを参考にすると思いますが、最近は大量集客型の経営モデルがよく見受けられます
ですがこのモデルは非常に危険です。その理由についてご説明します。
もくじ
大量集客で成功している先生は確かに存在する
「新規患者の集客がうまく行けば。開業も軌道にのるはずだ」
…とい前提を持っている先生は少なくありません。
実際に、大量に新規患者を集客して、それで経営を回している先生もいらっしゃいます。
ですので、開業にあたり、このモデルを参考にしたり真似しようとする先生もいらっしゃるかもしれません。
大量集客モデルの罠
ですが、実は大きな罠があります。
大量集客をしようと思うと、
- お試し価格の設定
- 初回大幅割引
といった手法を取ることになります。
以前のブログでもお伝えしましたが、そもそも初回大幅割引をやることが治療院の寿命を縮めてしまうことになりかねません。
詳しくはコチラのブログでも解説しています。
毎月30人集めても経営は安定しない
結論から言えば、新規患者は、毎月30人の患者を集めても、経営が安定しないのです。
理由はたくさんありますが、ここで重要なのは2回目のリピート率です。
大量集客型の経営を取る院は、多くの場合2回目のリピート率が50%から60%程度にとどまります。
8回継続となると、10%にも満たない…ということがほとんどです。
患者対応や治療技術だけの問題ではない
これについて、単純に患者対応や治療技術に問題がある…と考える方もいらっしゃいます。
もちろんそういう要素もありますし、初診時の患者対応もリピート率に大きく影響するんですが、それだけでないことがたくさんあります。
そもそも、継続来院してくれる患者が、大量集客型のモデルでは来院しにくいのです。
理想は「売上の8割が継続来院」という状態
売上の80%以上を継続来院によってつくる…というのが、安定する治療院経営の基本中の基本です。
ですが、初回割引やお試し割引をやってしまうと、「今診るべきではない患者」が集まってしまいます。
- 「安いから…」
- 「お得だから…」
という理由で集まった患者は、継続してくれる可能性は低い訳です。
大切なのは継続来院してくれる仕組みづくり
もちろん一定数の新規患者は必要です。
ですが、
- どういった手法で
- 患者を何人集めて
- どれくらい継続来院してもらうのか
といったことを仕組み化することが、安定して継続的に院を経営するための最も重要な要素だと言えるでしょう。
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