- 「田舎での開業と都会での開業はどちらのほうが良いでしょうか?」
- 「集客にどんな差がありますか?」
…といった質問についてですが、「どちらも一長一短」であり、単純な比較は難しい…という結論になります。
その理由について少しだけ解説します。
院の優位性はどれくらいか?
仮に、開業した院の近隣に存在する競合院の数が、田舎も都会も同じ割合だったとしても、それだけで比較することはできません。
なぜなら、考慮しなければならないことがたくさんあるからです。
たとえば、都会で近隣にたくさん治療院があったとしても、立地や交通条件などで明らかに自分の治療院に優位性があるのであれば、その分集客に苦労しなくて済むかもしれません。
逆に、近隣に数件しかなくても、自分よりはるかに強い治療院が近隣に1件あるだけで、そこにすべて駆逐されてしまう…というケースもあります。
商圏人口が違うとマーケティングも違う
ただし、周辺人口が1万人の街と、周辺人口が10万人の街では、明らかに違うことがあります。
それは、マーケティング施策の期待値と効果です。
例えば、看板や店舗の外観を活用して集客を図るとして、同じような視認性の店舗をつくっても、田舎と都会では交通量が全然違いますよね。
田舎では院の前を1日に100人くらいしか通らない…ということがあるかもしれませんが、10万人の街であれば1000人単位で人が行き来することになるかもしれません。(もちろん立地条件にもよりますが)
こうなると明らかな差が生まれることになります。
チラシやホームページでいうと、人口が少ない田舎だと「チラシをまく場所がない」という悩みも発生します。
(そもそもポスティング業者が存在しない地域もあります)
逆に都会だと、ポスティングがばらまかれ過ぎていて、ありきたりなものでは効果がない…ということが起こり得るのです。
一方で、魅力的なホームページでなければ、近隣治療院に負けてしまうことも在りえます。
田舎と都会では家賃にも大きな差がある
人工10万人の都会の家賃と、人口1万人の田舎の家賃には、大きな差があるでしょう。
田舎なら最高の立地で出店できるけど、同じ資金だと都会では視認性の悪いマンションの一室しか取れない…ということが起こります。
視認性が悪いと、それだけで集客に手こずることも考えられますよね。
まとめ
田舎も都会もすべて一長一短であり、単純に「どちらが良い」と比較できるものではありませんが、田舎・都会を問わずに、物件選びは本当に大事です。
当ブログでも物件選びについての記事は数記事アップしていますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
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