経営

【治療院の経営】日本は代替医療後進国?海外の院経営を紹介

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セミナー

日本の治療院業界の危うさ

日本の治療院経営において、

  1. とにかく新規患者を集めろ
  2. 初回大幅割引でまず来院させろ
  3. 技術を磨けば売上も増えるし紹介も生まれる

…といった、認識が、当たり前のように出回っています。

これらがリスキーな考え方であることは、当ブログですでにお伝えしてきたとおりです。

データから見ても、

  • 1院あたりの療養費は減少
  • 交通事故患者は減少
  • 一方で治療院の数は増え続けている

という流れがあります。

集客に関して言えば広告の規制もほぼ決定的。

世間の目としては、治療家の不正請求やわいせつ罪による逮捕が珍しくなくなってきました。

世界各国の院経営を視察してきた、日本治療院支援協会の井上定雄理事によると、「日本は代替医療においては後進国だ」と言わざるを得ないそうです。

私も、治療院業界が、危険な方向に向かっている…という危機感を覚えています。

海外の院経営事情について

井上定雄理事は、代替医療(伝統代替補完医療)の実態について、15カ国以上を実際に訪問し、国際会議に出席して情報交換をしています。

その情報ををまとめると、世界的な代替医療先進国は、

  1. アメリカ
  2. カナダ
  3. オーストラリア

の3カ国だといいます。

ちなみにこれらは、経済的な先進国ではなく、あくまで「代替医療の先進国」です。

治療法的には、カイロプラクティックやオステオパシーの世界です。

もちろん代替医療先進国でも、患者の一挙手一投足に左右されてしまい、なかなか経営が安定しない…という先生や院も当然のように存在します。

ですが、根本的に違うのは、大学の授業の中で、

  1. 問診、検査、カウンセリングについて授業がある
  2. 短い期間で治ることは無いと教育される
  3. 痛みを取るだけでは意味はない

といったことをしっかりと教え込まれる…ということです。

授業として、根本治療の考え方を教え込まれるため、「治療とはどういうことか」という考え方がそもそも違う訳です。

このあたりは「痛みが取れれば良い」「1回の治療で治る」といった認識が蔓延している日本とは圧倒的に違う部分だと言えます。

短期間で直ってしまう、痛みが取れれば良い…という認識を持っているのは、世界的には日本だけなのです。

まとめ

今回は世界の院経営事情についてお伝えしました。

先生がこれから、治療家としてどのように生きていくかを考える上で参考にしてみてください。

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