採用

【治療院経営】施術スタッフの中途採用・新卒採用について

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治療院経営における課題は、何も売上だけではありません。スタッフ採用に関する悩みは後を立ちません。

受付スタッフ、施術スタッフとありますが、今回は「施術スタッフ」の採用に関してお伝えしたいと思います。

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中途・新卒に関わらず大切なのは「社会人として最低限求められること」

採用の際に検討すべき要素はたくさんありますが、中でも重要なポイントは、「社会人として最低限の教養があるかどうか」という点です。

これは、中途であろうが新卒であろうが関係なく重要です。

治療院業界に携わる方の多くは、一般的な会社における「新入社員教育」のような研修を受けていません。

また、治療院で働きながら、社会人教育の時間を確保することもなかなか難しいでしょう。

ですので、最低限の社会的な教養が身についている人を採用することが重要です。

とは言え、何か特別なスキルが必要な訳ではなく、具体的には、

  • 時間を守る
  • 人と挨拶ができる
  • 言葉遣いが適切である
  • 身だしなみを整えることができる

といった、人として求められる最低限のことができればOKだと言えます。

一般的な社会人であれば誰でも身についていることだと言えるかもしれませんが、仮にこれらが身についてなかった場合、残念ながら短時間の教育だけで改善させることは難しいでしょう。

一般の企業であれば、数週間週間、1ヶ月から数ヶ月といった研修期間を経て身につけてもらうことですが、治療院ではそのような研修期間を取ることが難しいのが実情です。

ですので、あらかじめ最低限の教養がある方を採用し、そこに自分なりの教育を重ねていくと良いでしょう。

院の理念や方針も重要

また、採用する人は、院の理念や方針に納得・共感してくれている人である必要があります。

逆に言えば、先生から「当院はこういう理念のもとに、こういう方針で院経営をしています」といったことをしっかりと伝えることができなければなりません。

給料などの条件面だけで採用すると、後からトラブルになりやすいので注意が必要です。

中途採用したスタッフにありがちな落とし穴

新卒の人であれば「治療経験がない」「技術が足りない」…といった問題が当然発生します。

「じゃあ中途を採用すれば解決するじゃないか」

と思われるかもしれませんが、実は中途採用には意外な落とし穴があります。

それは、「過去の経験が足を引っ張ってしまう」ということです。

例えば、先生の院が自費メインであれば、保険治療に慣れ親しんでいた施術者は、かなり苦労することになります。

保険治療で500円…といった治療しか経験のない人が、突然4000円、5000円といった料金をいただく訳ですから、そこに心理的な壁を感じてしまう施術者も多いです。

また、患者との無駄話がクセになっている人や、施術時間を当たり前にオーバーしてしまう人もいます。

完全予約制の院や、治療時間が短い院では、他の患者に迷惑をかけてしまうことになりかねません。

まとめ:面接時にしっかりと判断しよう

新卒採用でも中途採用でも、重要なのは事前の面接時に先生がしっかりと相手を見極めることです。

育すればすべて解決する…という考えは、治療院経営においては通用しにくいと言えます。

治療家として最低限求められること、そして自分の院の理念や方針を頭にいれて、採用に臨むと良いでしょう。

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