院経営の立て直しを図るために「治療院向けコンサルタント」に頼る先生も少なくないでしょう。
ですが近年、「治療院コンサルタント」を名乗るコンサルタントは数えきれないほどたくさん存在します。
今回は、治療院業界を取り巻く「コンサルタント」に関する、不都合な裏側について解説します。
もくじ
昔の院経営は通用しない
近年、保険診療中心の院経営が立ち行かなくなっていることは、多くの先生が実感されていることと思います。
10年前であれば当たり前のように通用していた院経営は、今や通用しません。
- 保険診療中心の院経営からの脱却
- 自費診療中心の院経営への移行
この2つは、ほぼ例外なくすべての治療院にとっての緊縛の課題であると言えます。
大学・専門学校では院経営については学べない
ところが、保険脱却・自費移行に必要なのは「経営者」としての知識です。
どれだけ優れた技術を持っていたとしても、どれだけ専門学校や大学で知識を取り入れたとしてもも、この「経営」については、多くの先生が素人同然なのが現状です。
ここではじめて「治療院コンサルタントから学ぶ」という選択肢が出てくると思います。
治療院向けコンサルタントは玉石混淆
ただし、「誰から学ぶのか」を検討する際には、いくつか注意が必要です。
近年、治療院業界に参入するコンサルタントが爆発的に増えつつあります。
これは業界の裏側の話になるのですが、主にコンサルティングやセミナーを中心に活躍する人の間では、
稼ぐなら「副業」「投資」「治療院」の3分野が一番儲かる
と囁かれています。(ちなみに、一昔前は治療院ではなく歯科医、その前は美容院だと言われていました)
つまり、腹ただしいことに「儲かるから治療院業界に参入する」というコンサルタントが後を絶たない訳です。
特に近年は無法地帯可していて、情報起業家の間で「治療院向けコンサルティングで起業する方法…」といったノウハウが出回っています。
「治療院向けコンサルタント養成講座」といったセミナーなども開催され、経験ゼロのサラリーマンが脱サラして治療院向けコンサルタントとして起業する…といったケースもある訳です。
正しい治療院向けコンサルタントの選び方
では、本当に信頼できる治療院コンサルタントを見つけるためにはどうすればよいのかをいくつかご紹介します。
専門性を見る
そのコンサルタントが、治療院業界で何年コンサルタントとして活動してきたかは、コンサルタントの専門性を見る1つの指標になります。
「コンサルタント歴」が長かったとしても、業界における活動歴を述べていないのであれば、別の業界から転身してきたコンサルタントである可能性が高いです。
したがって「治療院業界」における活動を重視すると良いでしょう。
治療院とサロンを並列で語っていたら注意
当サイトをご覧の方であればすでにご理解いただけているかもしれませんが、治療院経営とサロン経営はまったく別物です。
従って、治療院とサロンを同列で語っているコンサルタントには注意が必要だと言えるでしょう。
実績で見る
治療院向けのコンサルタントに限らず、顧客の声や実績は、ありとあらゆるサービスに置いて参考になります。
最低でも「名出し」で「具体的な数値あり」の顧客の声を「複数名」出しているコンサルタントをおすすめします。
中には、顧客の声を捏造する悪質なコンサルタントも存在しますので、顧客の名前や院名が本当に存在するかどうかまで調べてみると良いでしょう。
まとめ:誠実なコンサルタントを選びましょう
コンサルタントとして活動するために、資格は必要ありません。
ですので、「治療院向けコンサルタント」と一口に言っても本当にピンきりです。
誰から学ぶべきか悩んでいるのであれば、実績と専門性を兼ねそな言えた本当の「プロ」を見極め、院経営を成功へと導く手助けを得ることをおすすめします。
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