あはき・柔整などの広告に関するガイドラインについての最新情報です。
検討会がしばらく開催されていない現状について
以前からこのブログでも、治療院業界の広告規制について何度か解説しています。
厚生労働省のスタンスとしては、「今年度中にはガイドラインの施行を目指す」という前提で検討会が開かれていました。
「3月中にはガイドラインが発表される」という見通しだったのですが、その後音沙汰もなかったため、当サイトにも寄稿いただいている日本治療院支援協会の井上理事が、厚生労働省に確認をとってみたそうです。
広告ガイドラインの施行に関して責任を持っている、厚生労働省 医政局 医事課に、直接問い合わせをしたところ、
「関係者との調整を行っています。」
という返答とあわせて、
「2月以降の新型コロナウイルス感染症対策に多くの人材を割いています。」
「厚生労働省内で、感染防止の観点から会議を控えています。」
といった返答があったとのことです。
広告検討会は毎回大所帯の会議になる
あはき・柔整の広告に関する検討会は、参加される方を含めると、毎回50名からそれ以上の方が集まる会議になります。
ですので、このような大人数が集まる会議は、必要不可欠なものを除いて後回しになっている…というのが今の実態のようです。
結論としては、ガイドラインの制定までには、おそらくしばらく時間がかかるだろう…ということが言えます。
広告規制が後回しでも油断は禁物
ただし、この広告規制とは別ではっきりと言えることが1つあります。
治療院業界にとって、この広告に関するガイドラインは非常に重要な意味を持ちますが、内容としては、今までの
- 景品表示法
- 健康増進法
- 医師法
- 柔道整復師法
- 医療広告ガイドライン
といった内容おまとめた内容となっています。
そして、もっとも優先的に取り締まられるのは「景品表示法」です。
従って、新しい広告ガイドラインが施行されるのが先だとしても、この景品表示法違反によって摘発されリスクがないような体制を整えておくことが重要です。
ガイドラインが施行されると何が一番変わるのかと言うと、おそらくGoogle検索が大きく変わってきます。
広告の掲載やアルゴリズムに大きな影響を与えると可能性が高いことを意識しておいてください。
また、法律違反で裁かれるときには、景品表示法が適用される可能性がもっとも高いので、ここも覚えておくようにしてください。
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