治療家にとって、開業は目標であり夢でもあります。これから院を開業しようと考えている人も多いことでしょう。
ですが、開業はゴールではなく、スタートラインです。
今回のコラムでは、院の開業を成功に導くためのポイントについて解説したいと思います。
よくある治療院開業の失敗とは?
開業においてよく失敗してしまうのが、「お店を作ること」に専念してしまうことです。
ここを勘違いしてまった結果、「開業してから集客をスタートする」ということになります。
スタート時点で出遅れてしまうと、
- 突貫で作成したチラシを数千枚程度まいた結果、ごくわずかの反応しか取れない。
- 無料体験や特別価格での施術である程度の集客に成功しても、2回目以降のリピートが低く、散々な結果になってしまう。
- 視認性が低い物件を選んでしまい、認知度も低く、来る患者は友人・知人か、勤務時代の患者だけ。
- 加えて、来てくれてるのは最初の一回だけで継続してくれる訳でもない。
こうなると、待ちぼうけの日々が始まります。「今日は患者さん来ないかなー」と待ち続ける内に、不安が危機感に変わっていくことでしょう。
こうなってしまってからでは、もう手遅れかもしれません。
開業してしまうとまとまった時間を確保することや、院から離れることが難しくなります。
こんな治療院が開業1年以内に廃業に追い込まれるのです。
新規開業の集客は開業の1ヶ月前から
新規開業の集客は遅くとも開業日の1ヶ月前から始める必要があります。
少なくとも開業から一週間は新規患者で一杯の状態でスタートしなければならないからです。
院の開業準備が忙しくて集客活動が不十分なら開業日を延期して、空家賃を払ってでも集客活動を優先するべきです。
チラシの折り込みやポスティングは開業直前や当日に行います。(チラシやポスティングに頼ることはギャンブルのようなものです)
1ヶ月前から近隣の挨拶周りや個別訪問を徹底して行いましょう。しっかりとトレーニングして本気で取り組めば毎日1人以上の予約はとれます。
新規開業の集客は開業前に行う。これを肝に命じるようにすると、開業初日からスタートダッシュを切ることができるでしょう。
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