開業

【治療院と開業】開業するなら店舗型?ワンルームマンション?

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開業にあたって、ワンルームマンションでの開業を検討されている先生も少なくありません。

今回は、この「店舗型」と「ワンルームマンション」の開業を紐解いていこうと思います。

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ワンルーム型治療院のメリットとリスクとは?

「開業するにあたって、店舗型かワンルームマンション方かどちらが良いか?」という質問ですが、どちらも一長一短あります。

もちろんワンルームマンション型の方が初期コストはずいぶん安くなりますが、まず最初にしっかり理解していただきたいのは、マンションの1室で開業する場合、賃貸契約上「店舗として運営していいか」という条項が必ずあります。

基本的にある一定レベル以上のマンションの場合は営業許可は取れませんので、そこはしっかり確認しておいてください。

営業許可がないのに治療院を開業すると、あっという間に「出て行ってください」ということになってしまいます。

そうすると、すべてそこに費やしたお金が無駄になってしまうので、そこはしっかりと確認して、マンション型でやる時は気をつけてください。

その上で、ワンルームマンションだと店舗型に比べると初期コストが安いです。

もちろん物件によって差がずいぶんあります。敷金であるとか礼金であるとか店舗型だと保証金が高額なものもあります。

もちろん家賃も全然違うレベルになります。そこは当然店舗型の方が高くつきますし、ワンルームマンション型のほうが安いです。

店舗型の開業は集客において圧倒的に優位である

ただ、この2つの大きな差は何かと言うと、集客力の差です。

店舗もどこに作るかで大きく変わりますが、基本的に店舗型とワンルームマンション型を比べると、ワンルームマンション方の方が圧倒的に集客力は弱いです。

なぜなら視認性はゼロ。そこに店舗があるという事は誰も気がつかない。

看板を出せるところがほとんどありません。出せたとしてもマンション下に小さなA型看板のような置き型看板が置けるかどうかというレベルなので、看板を見てくる患者さんというのはほぼほぼゼロになります。

外観も何も活用できませんので、外観による集客が完全にゼロとなります。これはものすごく大きな差ですよね。

認知力も店舗型開業が圧倒的に強い

その他にも認知力も弱いです。

例えばチラシを撒いたとしても、「どこのことだろう?」という感じになります。ホームページでもピンと来ません。

一方店舗型だと、地図が載っていたりすると「あ、あの店ね。」とか、店舗の写真や外観が載せられるので、その外観写真を見たことで「あ、あそこなんだ。」と認知されたりするのですが、それもマンション型にはありません。

加えて問題になってくるのが「副業感」です。

チラシやホームページの住所に「〇〇マンション○号室」というのを載せると、その時点で非常に副業感が出てきます。

「〇〇ビル2階」とかだとまだいいんですけれども、「〇〇マンション315号室」みたいになってくると、これは何かちょっと違和感がありますね。

女性の患者さんだと敬遠されることもあります。このあたりを検討しなければなりません。

まとめ:集客に絶対的自信がなければワンルームマンションはリスキー

まとめて言うと、もしご質問の先生が集客力に自信があり、今現在でもしっかりと患者さんをつかんでいて、その人たちは必ず来てくれるということであれば、もしくは何らかの集客方法で患者さんを集める自信がある、集客ルートがあるということであれば、マンション型はいいかもしれません。

もしくは初期コストは安く抑えるけど集客のためにお金や時間は目一杯かけます、店舗型の何倍も費用や時間をかけて集客するんですという風な決意があるのであれば、それはマンション型でも可能だと思います。

しかし、そうじゃない場合、集客に自信がない、集客に費用や時間をかけられないというのであれば、ワンルームマンション型は非常に危険な選択といえます。

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