ゼロからこれから開業を考えている人は不安でいっぱいだと思います。
やるべきことは非常に広範囲ですし、たくさんのことがあります。
この記事では、開業のポイントを9つのポイントにまとめましたので、参考にしてみてください。
もくじ
1,院のコンセプト
まず最初に院のコンセプトを決める必要があります。
院のコンセプトをつくり、競合店と何が違うのかを明確にしなければなりません。
同業他社はたくさんあるわけですから、ここは明確にするようにしましょう。
2,治療方法/内容
先生が提供していくサービスはどういったものなのか、明確にする必要があります。
治療方法であったり、その内容であったりと、どういった治療を提供するのかを考えてください。
電気を流すだけ、マッサージするだけ…では不十分です。
どのような治療にするのかを考えるよにしましょう。
3,ターゲット
提供するサービスに応じたターゲットを考える必要もあります。
もちろん、子どもからお年寄り、主婦の方から会社員の方まで多岐にわたる患者さんを見てあげて問題はありませんが、
- 院の外観
- 看板
- 内装
- 治療メニュー
- 広告内容
といったものは、ターゲットを絞らないとぼんやりしたものになってしまいます。
ここをしっかりと決めておかないと、後ほど集客に困ることになります。
4,資金計画
開業するには当然のように資金が必要です。
物件の選定にも絡んできますが、どういった地域にどれくらいの広さの、坪単価どれくらいの物件を借りるのか。
そして、そこにどのような機材を入れていくのか。ベッドは何代入れるのか、治療機は何をいれるのか。内装費用、看板費用…
そいういったものを全部計算していかなければなりません。
そのうえで、自己資金がどれくらいあるのか。資金調達しなければならないのか。
このような資金計画を建てることが必須になります。
5,物件選定
物件選定においてやってしまいがちな間違いは、「安いから選ぶ」という物件選定です。
物件の料金と立地条件は関係性があり、安いのであれば安いなりの理由があります。
ここと広告宣伝費の絡みはとても大きいので、よく考えるようにしましょう。
6,集客戦略
集客戦略も考えなければなりません。
よくやりがちな間違いが、「開業してから集客について考える」という間違いですが、これでは遅いです。
一旦オープンしてしまうと、患者さんがゼロでもお店に待機する必要があり、患者さんがいないからあいさつ回りをしよう…ということもできません。
ですので、開業する前から集客戦略を組まなければなりません。ここは重要なポイントです。
7,料金体系
料金体系もしっかり考えなければなりません。
整骨院といっても、いまや健康保険で経営できる環境はありません。
最初から料金体系はいくらにするのか、1日に何人の患者さんを平均顧客単価いくらで見るのか、そして月にいくらの売上があがるのか…といったことを試算しながら料金体系を組まなければなりません。
8,院内オペレーション
治療の料金がきまっていて、治療の内容もきまっているのに、流れが悪くてうまくすすまない…というケースがよく見受けられます。
これは、院内オペレーションを明確に定めていないことが原因です。
一人治療院だと、患者さんを放置した状態で患者を待たせてしまう…といった状況が発生してしまう可能性もあります。
受付、お会計といったことも含めた院内オペレーションを考慮していく必要があります。
9,スタッフ
一人治療院はいろいろな面でデメリットが多いです。
逆に受付が1人いるだけで、全く違った治療院経営が実現しますので、良い人材をいかにして採用して、いかにして教育していくのか。
スタッフにどこまでの役割を与えるのか…といったことまで考えておくべきでしょう。
もちろん、自分が受付をして、自分で施術して受付をして、電話番をして…ということは可能です。
ですがそこに発展性はありません。患者さんの満足度も低いものになります。
このあたりを考慮して、少なくともアシスタント1名の体制はあらかじめ確保しておくべきだと言えるでしょう。
まとめ:9ステップの準備にしっかり取り組もう
要点だけをまとめましたが、上記の9点は、事前にしっかり準備をして開業に向けて取り組んでみてください。
やるべきことはたくさんありますが、この9つはすべて必須項目です。
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