鍼灸院にありがちな悩みの1つが、「鍼が怖いと思われてしまう」…という悩みです。
整骨院や接骨院であればイメージも湧きやすく、紹介依頼もしやすいのですが、「ハリ」という言葉から危険なイメージを持ってしまいがちですよね。
したがって初診来院のハードルも高く、紹介もお願いしにくい…というケースがたびたび見受けられます。
では、この「鍼が怖い」というハードルは、どうすれば超えられるのか?…ということについて、今回は解説します。
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もくじ
「鍼が怖い」を根本から変えるのは不可能。ただし…
基本的に、「ハリ」という言葉には危険なイメージがともないます。
- 先端が尖っている
- 刺す
- 痛い
- 恐い
多くの人がこのようなイメージを抱くでしょうし、ある程度は仕方のないことです。
単刀直入に言うと、これを完全に回避する方法は無いかもしれません。
ただし、改善する方法はあります。
「鍼が怖い」を打ち消すためにやるべきこと
患者さんの不安を打ち消すことができるかどうかは、「それがなぜ患者さんにとって必要なのか」を、しっかりと相手に伝え、理解してもらうことができるかどうかにかかっています。
- 鍼の治療そのものがどのようなもので
- どのような症状に効果的で
- どのように効果が出てくるのか
…といったことを、しっかりと伝えてあげることができれば、単純な「怖い・痛い」だけで治療を拒絶するケースを減らすことができます。
「怖い」が言い訳になっているケースも
「怖い」という言葉が、場合によっては、単なる「断り文句」になってしまっているケースもあります。
- 痛いんでしょ
- 怖いんでしょ
- リスクがあるんでしょ
ですので、患者さんが「怖い」と口にしたときには、その言葉が本当は何を意味しているのかを見抜くことも大切です。
ほとんどの人は「鍼治療」の内容を知らない
ほとんどの患者さんは、鍼治療で使う道具の現物を見たことなんてありませんし、どれくらいの大きさなのか、そしてどれくらいの痛みなのか…といったことも知りません。
ですので、このあたりについてしっかりと教えてあげることも重要です。
また、衛生面を気にされる患者さんも少なくありません。
- 「使い捨てなので衛生面で問題ありません」
- 「感染症などのリスクもありません」
…といったことを、しっかりと説明する機会をつくるようにしましょう。
説明用の資料を用意するのも手
鍼治療に関する詳しい説明資料などを用意するのもおすすめです。
また、資料を渡して紹介依頼することで、一定の効果を見込むことができます。
まとめ
鍼が怖い…というイメージを完全に払拭することは難しいかもしれません。
ですが、院での取り組み次第で、ある程度解決することは可能です。
まずは、ご自身の問診検査カウンセリングを見直しつつ、説明用の資料などを手配されてみてはいかがでしょうか。
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